緑内障の治療

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  1. 緑内障の治療

緑内障に対する治療

緑内障とは

緑内障は眼圧の上昇のために視神経が障害され、視野(見える範囲)が狭くなる病気です。
視覚機能はダメージを受け続けると元に戻らなくなるため、できる限り早く眼圧を下げる必要があります。
犬の原発性緑内障は、特定の犬種に発生する傾向があり、柴犬、アメリカンコッカースパニエルの患者さんが全国的にみても飛び抜けて多いのではないでしょうか。

緑内障の症状

  • 急性期の眼圧上昇に伴う目の不快感や痛み
  • 視覚の異常
  • 慢性期に視覚消失
  • 眼球のサイズの拡大

などがあります。
上記症状が見られた際は獣医師による診察を受けましょう。

緑内障に対する治療方法

治療は、視覚がある場合とない場合で変わりますが、視覚の温存が期待できる症例では外科手術によって、眼圧を安定させる手術が行われます。また、残念ながら視覚消失している症例では、シリコンボール義眼挿入術や眼球摘出が行われます。

バルブインプラント手術を行った緑内障眼
バルブインプラント手術を行った緑内障眼。
チューブが確認できる(矢印)

バルブインプラント手術を行った緑内障眼
シリコンボール義眼手術を行った犬の右眼