論文Acceptのお知らせ

2019年1月4日

約1年がかりで取り組んできた論文がJournal of veterinary ophthalmologyにacceptされました。

題目は Assessment of meibomian gland morphology by noncontact infraredmeibography in Shih Tzu dogs with or without keratoconjunctivitis sick.   https://doi.org/10.1111/vop.12645 (犬の乾性角結膜炎におけるマイボグラフィ所見の評価)です。

いわゆる犬のドライアイ患者では、涙液の量的変化だけではなく、質的変化が起きている可能性があるという内容になっております。今後とも動物のドライアイに関する様々な調査を続けていかなければと思っています。

論文に携わっていただいた方々には感謝しかありません。

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2018年 ACVOに参加して

2018年10月9日

9月末にアメリカ、ミネアポリスで開催された獣医眼科の大会に参加してきました。昨年と同様ポスター発表を行ってきました。私の発表は、犬のマイボーム腺機能不全(ドライアイ)が見られた症例に温罨法を行った結果、改善が見られたと言う内容の症例発表でした。マイボーム腺の機能や疾患にはまだまだわからないことがたくさんあり、情報も少ないため、今後の研究に期待したいと思います。

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ネコの下眼瞼内反症の症例

2018年8月19日

眼瞼の内反症はイヌに多く見られ、原因には先天的あるいは後天的に分類されます。ネコにおいても見られる症状で、主に結膜炎、眼瞼炎などがきっかけとなる眼瞼痙攣が原因となって発症していることが考えられています。適切な治療が行われないければ、角膜がダメージを受け、強い不快感が続き、著しくネコの生活の質が低下します。今回の症例は両下眼瞼の眼瞼内反症を認めたネコの症例です。年齢は不詳、保護した時から両目が開けられない、涙が出るとのことで来院しました。眼検査所見は、下眼瞼約2/3の範囲で強く内反を認め、角膜上皮障害、結膜充血、粘液性眼脂を認めました。治療は、抗生剤内服を行った後、下眼瞼の外科的な対応を行いました。

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眼球突出を呈した猫の1例

2018年5月4日

今回の症例は、眼球および瞬膜突出を呈した3歳オスの雑種猫です。

左眼の結膜充血、瞬膜突出、閉瞼が困難な症状を呈し、眼超音波所見では鼻側後方の液体貯留が認められ、眼球を変位させている所見が認められました。麻酔下で超音波診断装置を用いながら、穿刺を行い、約1ccの膿性の液体を採取しました。

最近培養検査に基づき、抗生剤療法を行った結果、速やかに眼症状は改善され、その後再発は認められませんでした。

内眼部の膿貯留の原因を明らかにすることはできませんでしたが、子猫の時の呼吸器感染症の病歴があるため、副鼻腔の炎症の結果が疑われました。

症例によっては、CTやMRI検査などの高度診療機器が必要なケースがありますが、今回は超音波診断装置が診断や治療に有効であった症例でした。

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2017 ACVOに参加して

2017年10月23日

10月に開催されたACVO(American veterinary Ophthalmology)にポスター発表で参加してきました。

日本からは、私以外の発表者がいて、みなさん素晴らしいプレゼンを披露していました。

眼科においては、日本もかなりレベルが高いところまで来ていると感じました。

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