糖尿病に併発する白内障について

2014年7月25日

犬の白内障は遺伝的な背景が原因で発症することが多いようですが、そのほかには加齢性、外傷、薬剤誘発性などの要因があげられます。中でも臨床においてよく見られる原因として挙げられるのが、糖尿病に併発する白内障ではないかと思います。糖尿病の犬の68%が罹患する眼疾患であり、両目に急速に進行するのが特徴です。放置すれば間違いなく盲目となり、水晶体の変化が起こり、目の中の炎症や緑内障に進行します。そのため、血糖値の安定が得られたら、当院では白内障手術を行うようにしています。

写真は12歳ビーグル犬の手術前の写真および超音波所見です(上段2枚)。高齢や血糖値の不安定な状況が見られたため、飼い主さんも手術を行うか悩みました。しかし手術によって視覚の回復が見られた今はワンちゃんも活発になり、飼い主さんもこの結果にとても満足している様子です(下段)。

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