診療日誌

犬猫の避妊手術の効果について

2014.08.21

 ワンちゃん、ネコちゃんが家に新しい家族としてやって来たときに、まずは予防接種、

便検査、トイレのしつけなどやらなければならないことがたくさんありますね。

比較的予防接種に対する飼い主さんの意識は高くなってきていると感じます。

しかし、いまだに雌犬、雌猫の避妊手術の重要性が伝わっていないと思います。

手術を選択しない理由として、手術がかわいそう、費用が高い、繁殖を考えているなど様々です。

逆に、手術を行う理由は、子供が生まれないようにする、発情時の行動が煩わしいなどがありますが

獣医師として最大の目的は、乳腺腫瘍の予防ではないかと私は思っています。

はっきりとしたデータがあり、犬の場合初回発情までに行った場合、乳腺腫瘍になる確率が0.5%、1回発情までに行うと8%の発生率となっています。ネコでは初回発情までに行った場合、9%の発生率との報告があり、

明らかな避妊手術の、乳腺腫瘍に対する予防効果が認められています。

簡単に言うと、避妊手術で病気を最低1つ減らせる訳です。

写真は、悪性の乳腺腫瘍の肺転移が認められた犬のレントゲン写真です。

転移病巣に対する根治療法は犬猫ではまだ難しく、苦痛を伴い衰弱していくことが予想されます。

明らかな病気の予防方法が存在するのに、それを選択しない理由があるでしょうか?

もう一度、避妊去勢に対し考えてみてはどうでしょう。

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猫の生命力に驚嘆

2014.07.30

先日、2,3日いなかった猫が、外から帰ってきたが調子が悪い、おりものがでるとのことで来院しました。

診察時、かなり呼吸状態が悪く、胸部に問題が発生していることは明らかでした。

レントゲン検査(写真)にて、横隔膜ヘルニアと診断し、酸素化を行った後手術を行いました。

診断したとうり横隔膜が裂けて、腹部の臓器が胸腔内に入り込み、

腹腔内では子宮が破けて、中の胎児が飛び出ていました。

おなかの中で相当出血したと思われ、血液で満たされていました。

ところが、手術後に驚異的な回復を見せ、その猫は4日後には退院していきました。

おそらく交通事故と思いますが、小さな体で事故後どうにかしてでも家に帰るという強い意志に感動しました。

動物も人も行き着くところはメンタルか・・・

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犬のアレルギー疾患の治療法

2014.07.18

先日札幌で、犬のアレルギー性皮膚疾患の治療について講演会があり、出席してきました。

アレルギー性皮膚疾患におけるこれまでの治療は主に、ステロイドや食事管理、シャンプーでしたが、それに加え減感作療法が加えられる可能性についてのお話でした。減感作療法は、以前から一部の診療施設で行われていましたが、広く臨床応用されてはいませんでした。理由として、効果の程度、副反応またはコストの問題などいくつかあると思われます。今回説明が行われた方法は、コスト的な面は改善でき、副反応も以前の方法より少なくなる可能性があるかと私自身感じました。

どうしても従来の治療ではコントロールできないケースもまだたくさんあると思います。万能な治療などあり得ませんが、皮膚疾患に対する治療も進化してきていると感じた一日でした。

 

 

 

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イタチ?

2014.07.03

 

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先日、ネズミ取りにかかったイタチ?が来ました。

体中に粘着剤をつけて、必死にもがいたのか衰弱していました。

麻酔をかけて、少しずつ毛を刈り何とか元気に帰っていきました。

食べかけのネズミが散乱していて、・・・

ちょっと怖い処置でした。スタッフのみなさんご苦労さんです。

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エゾサンショウウオ

2014.06.17

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先日の診察の話ですが、診察内容は「これなんですか?」

とても簡単な診察でした

私自身も去年カエルの卵と間違って、家に持って帰りました。

孵化してからも、カエルと思っていましたので、しっぽがなくならないので不思議に思っていました。

成体になってからも、愛嬌があり、かわいい生き物です。

 

 

 

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トラフズクの保護

2014.05.21

tora先日八雲町内でトラフズクが保護されてきました。弱っているところをカラスに襲われて、町内の方に保護されました。非常に警戒心が強く、回復するか心配されましたが、元気に飛び立っていきました。(院内で飛ばしてみましたが、羽ばたく音の静かさにびっくり)それにしても街中で保護されるとは、やはり自然が豊富な八雲町ならではの出来事ですね。

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