角膜補填材を用いて修復した猫の角膜欠損の一例

2019年6月2日

角膜に外傷性の穴が空いてしまった時や、広範囲な潰瘍性の病変が見られた時に、用いられる補填材として、自家角膜や結膜を用いるのが最適な方法ですが、うまく採取ができないことが予想される場合各補填材が用いられます。今回、角膜の内側に広範囲な欠損が見られ、眼房水の漏出が見られた症例で、Acell(豚膀胱粘膜由来)の補填材を用いて修復し、やや混濁は残ってはいますが、目に対しての救済処置を行うことができました。各補填材に関する文献は犬やネコで多数見られます。どの材料を使うかはその獣医師に委ねられますが、このような手技は非常に有効と思われました。

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論文Acceptのお知らせ

2019年1月4日

約1年がかりで取り組んできた論文がJournal of veterinary ophthalmologyにacceptされました。

題目は Assessment of meibomian gland morphology by noncontact infraredmeibography in Shih Tzu dogs with or without keratoconjunctivitis sick.   https://doi.org/10.1111/vop.12645 (犬の乾性角結膜炎におけるマイボグラフィ所見の評価)です。

いわゆる犬のドライアイ患者では、涙液の量的変化だけではなく、質的変化が起きている可能性があるという内容になっております。今後とも動物のドライアイに関する様々な調査を続けていかなければと思っています。

論文に携わっていただいた方々には感謝しかありません。

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