ネコの下眼瞼内反症の症例

2018年8月19日

眼瞼の内反症はイヌに多く見られ、原因には先天的あるいは後天的に分類されます。ネコにおいても見られる症状で、主に結膜炎、眼瞼炎などがきっかけとなる眼瞼痙攣が原因となって発症していることが考えられています。適切な治療が行われないければ、角膜がダメージを受け、強い不快感が続き、著しくネコの生活の質が低下します。今回の症例は両下眼瞼の眼瞼内反症を認めたネコの症例です。年齢は不詳、保護した時から両目が開けられない、涙が出るとのことで来院しました。眼検査所見は、下眼瞼約2/3の範囲で強く内反を認め、角膜上皮障害、結膜充血、粘液性眼脂を認めました。治療は、抗生剤内服を行った後、下眼瞼の外科的な対応を行いました。

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眼球突出を呈した猫の1例

2018年5月4日

今回の症例は、眼球および瞬膜突出を呈した3歳オスの雑種猫です。

左眼の結膜充血、瞬膜突出、閉瞼が困難な症状を呈し、眼超音波所見では鼻側後方の液体貯留が認められ、眼球を変位させている所見が認められました。麻酔下で超音波診断装置を用いながら、穿刺を行い、約1ccの膿性の液体を採取しました。

最近培養検査に基づき、抗生剤療法を行った結果、速やかに眼症状は改善され、その後再発は認められませんでした。

内眼部の膿貯留の原因を明らかにすることはできませんでしたが、子猫の時の呼吸器感染症の病歴があるため、副鼻腔の炎症の結果が疑われました。

症例によっては、CTやMRI検査などの高度診療機器が必要なケースがありますが、今回は超音波診断装置が診断や治療に有効であった症例でした。

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