犬の義眼(シリコンボール挿入術)について

2014年9月27日

 緑内障により視力を失い、慢性的な痛みや、著しく眼球のサイズが大きくなった結果、痛みの除去や美容的な解決策として眼球内容物の摘出およびシリコンボール挿入術が選択されます。眼球のサイズは犬種や体重などにより大きさが異なりますので、挿入するシリコンもさまざまな大きさの種類があります。挿入後は非常に快適に過ごせることが多く、飼い主さんの満足度も高い手術と思われますが、術後涙液量の低下がみられ、慢性的な目やにの分泌が多くみられる症例も実際は見られます。

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写真は10歳のM.ダックスフンドで、水晶体起因性ぶどう膜炎から緑内障、網膜剥離を起こしたワンちゃんです。

点眼薬で管理を行っていましたが、突発的に眼圧が上昇し、痛がるということでシリコンボール挿入術を行いました。

術後はワンちゃんの不快感もとれ、快適な生活を送っています。

1633_9642_20140612184515.0手術前(前房出血、眼圧の上昇がみられた)

1633_10627_20140926161907.0術後4か月(比較的角膜の白濁も少なく、経過は良好)

 

 

 

 

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